私が企画を考えるときのことを書いてみる。
#コンペになるのはリニューアルが殆どなので、それを想定して書く。
#ちなみに「依頼」を受けるのは、ゼロベースの新規案件が多いです。
まずコンペの目的、客の好み、可能であれば客が競合だと思っている社名を聞く。
聞けない場合はこちらで勝手に想定するが、大抵は意見を持っている。
目的をどう実施するか、を考えるわけだが
客がやりたいことをそのままやるのが果たして得策か?ということは絶対考える。
また、競合についても客の言うことを鵜呑みにするのではなく
こちらが主観的に見て客の競合だと思う会社があれば、そこについても調べる。
こちらの主観と客の主観が一致していればあまり問題はないが、
差異がある場合は、何が要因となっているのかを考えて、
「客が意識していない本音」を割り出し、それに対して企画を作る。
それから、客の目的を達成するための競争力について考える。
どこで差別化が出来るかを考えて、そこを軸に企画を作る。
次に、現状を分析する。
アクセスログが貰えるならそれを分析するが、
無理な場合は担当者の実感を聞いたり、Alexaを使う。
それから、実際にサイトを利用してみる。
ゴールまでどれぐらいのクリック数で辿りつけるかとか
利用者が目的としそうな内容にあたりをつけて、どれだけ「親切」であるかを考える
(サイトにより違うが、例えばECサイトであるなら商品情報、送料、問い合わせ等)
ここも、ある程度上手く考えられているサイトであれば、あまり苦労はない。
それらをベースに、より成果が上がるコンテンツを追加するという方向に行くので
費用もあまりかけずに提案を作ることが出来る。
が、大抵の場合は手の施しようがないことが多い。
そうなると、テコ入れするよりもゼロベースで作り直した方が早いし安い。
その場合は、どのコンテンツ(中身)を引き継ぎたいか
(引き継ぐ必要があるか)の意思確認をする。
そして、ユーザーのターゲット設定と、アイディア出し。
ターゲットは通常はセカンダリ・プライマリを設定。
それだけじゃないこともある。
方法も色々で、アンケートとかペルソナとか。
尚、「現状はこういうユーザーだけどこういう層にアプローチしたい」
という要望にて依頼をされることも結構多く、
その場合は現状のユーザー層をセカンダリに持ってくる。
アイディアは、ブレストするところなので
予算のこととか度外視、ついでに、客のことも度外視して
ひたすら「ユーザー目線」でアイディアを出して行く。取捨は、後。
ただし「かけた費用だけ回収出来ること」だけは絶対に外さない。
複合的にでも、それが達成出来ない場合は絶対に提案に組み込まない。
#但し客がどーしてもやりたい、って言ってる場合はオプションにする。
#で、回収出来ない理由とかも色々添える。
次にプレイヤーを考える。運用体制とか、これもまあ、色々。
最初は「ユーザー目線」でプレイヤーを考えて、
実現可能かどうかでそぎ落として行ったり、不足したら足したりする。
次は、見積もり。業者選定や自分らの人件費も考えて、
それらひっくるめて、客にどれだけの利益をもたらすことが出来るかを詰める。
勿論、目下の懐具合も考えるが、それだけではなく、
いくら投資してもらうとどれぐらいで回収が出来るか、を考える。
回収というのは、投資した分だけ稼ぎが出ること、+-0になることだ。
その後に黒字化するわけだが、そこまで運用出来るかどうかを考える。
そして最後に、資料作り。提案の裏取りとか目標数値と実現時期とか
素人でもわかるように落としこみます。完成予想図みたいなのも入れる。
難しいことは資料には書かずに、口で説明したり、別資料を添える。
あとは、客の気を引くお得情報みたいなのを織り交ぜる。
うちに依頼してくれると、こんなお得なものがついてきまっせー、ってやつです。
これが出せない相手だと、なかなか取るのは難しい。まあ、当たり前だが。
・・・と、いうことを、時間がある限り頑張ってやるわけですが。
私の考える企画は、基本的にはユーザー視点なので
そこで合意が得られる客じゃないと、まず刺さりません。
ダメなケースは「俺はこういうのが好みで、こういうことをしたいんだ」と言うタイプ。
そーいう人の場合でも一応、実現可能なプランを準備して
実現するとこんだけのお見積もりになりますえ、で、回収見込みはこんだけ。
と言うと、その場ではしぶしぶ引き下がるが、後でころっと忘れて
何度も俺様ルールを振り回す→無意味なプランの準備 という
悪循環が発生するので、本音を言うとこういう客とは仕事をしたくないです。
#ひどいと、目標なんて設定したら達成出来なかったときに
#責任とらされるから嫌だとか言う。
#設定しなくても予算だけ使って売上が立たなければ
#責任を取らされる、という想像力は働かないようだ。
#ちなみに広告費として認められるためには使った予算を
#2~3年以内に回収する必要がある。3年以内に逃げればOKってか(ぉぃ
あとは予算ね。
個人で仕事をする場合なら、絶対に相手の出せる額でしか
企画も見積もりも出さないのであまり問題はないのだけど
会社でやる場合はそうもいかん。自分らの人件費とかも結構な額になる。
で、んあー、その額になっちゃいますかー、そーですよねー みたいな感じに。
前職場もそうだったし、うちの今派遣出稿している会社も、高い。
まあ、そんだけの価値を出せるってこともあるし
規模もでかけりゃ、プレイヤーも多くなっちゃうしで、仕方が無いんだが。
でまあ、提案をして勝てるパターンと言うのは
ものすごく客にとって魅力で、且つ予算が出せる範囲である場合。
それは文句なく、受注が出来ます。
そういうとんがった要素を求められていない場合は、
予算が中程であり、内容も中程であり、要件を満たせている場合。
あとは、客と営業の仲良し度。これについては色々あるのだが
仲が良くて誠意があるのが最善です。とだけ。
でもってまあ、企画出してから色々と妄想するわけです。
即決ならまあ、妄想することもないんだけど
もし時間がかかっていたら、どこがネックになってるのかな、って。
本当なら、そーいう妄想(仮説立て)はせずに、
後で担当者に教えてもらえば良い問題なのだが
仮説が合ってたらよっしゃ。って思うし、ずれていたらその差異だけ
客のことを掴みきれてなかったという反省になるので、
まあ暇つぶしも兼ねて、考えておくわけです。
と、いうわけでですね。
GWを挟んだとは言え、2週間前に出した企画が音沙汰ないんですがw
てゆか結構納期ぎりぎりの案件だから、そういう意味でも早く結論出して・・・(泣笑